となりの経営工学科

現役早大生が経営工学について紹介しています。その他数理科学、学内行事、就活、オススメの本についても書いています。

秋間近!関東の大学オススメ学園祭をご紹介!

日没も日毎に早まり、秋の足音が聞こえてきそうです。コンビニおでんとか、秋服新作とか、秋の先取り合戦はもう始まっているようですね。

 

食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋などなど、秋の楽しみは沢山ありますが、大学生の秋と言えば学園祭抜きには語れません!

文化祭、それは汗と涙(と少しのおふざけ)が凝縮された青春の結晶...

 

今回の記事では、一部の界隈で”学園祭ソムリエ”とも呼ばれるこの私が、実際に訪れて自信を持ってオススメする、各大学の学園祭をご紹介したいと思います!

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早稲田大学

開催日:11月3日(土・祝)、11月4日(日)

場所:早稲田キャンパス、戸山キャンパス

早稲田祭2018 公式サイト

 

規模がデカい!

我らが早稲田大学の文化祭は、それはもうとにかく盛り上がります!

普段でさえ賑やかな早大生が本気で騒ぐのです、信じられないくらいの活気があります!

昨年度の来場者数は2日間合計で18万人!!この数字は東京ディズニーリゾートの来場者よりも多いそうです。

行けば分かりますが、もう人混みが凄すぎてまともに歩けないこともあります。

キャンパス内は何が何だか分からないお祭り騒ぎですが、キャンパスに一歩足を踏み入れれば、大学生の熱気溢れるかなりアツイ学園祭です!

早稲田祭を訪れずして学園祭は語れない!

 

企画がスゴい!

早稲田大学はサークルの多さでも有名です。例えばテニスサークルだけで50以上もあるとかないとか…とにかくサークルがたくさんあるんです。

 

学園祭では多種多様なサークルがこの日のために練習を重ね、早稲田祭でしか見ることが出来ない唯一無二の企画を披露してくれます。その数、450!もう多すぎてピンと来ないですね。

どれもが魅力的で一度は見てほしいモノばかりなのですが…なかでも早稲田王決定戦は欠かせません(参考:http://waseda-ad.com/wasead/waseda/wasedasai-0415/

早大生5万人の頂点を決める戦いを是非生で見てほしいです!

 

全ての企画を楽しむには2日じゃ足りません、2年は必要です。

 

ゲストがアツイ!

各方面から多くの芸能人・著名人をゲストに迎えるのも早稲田祭の特徴です!

女優、声優、歌手、芸人、議員、アーティスト、作家、セクシー男優(女優)、etc...

ゲストだけで記事が書けしまうくらい、本当に色々な人がいらっしゃいます。

気になる方は昨年のゲスト一覧を見てみてください!昨年は当時渦中の人物であった上西小百合前議員も来ています(参考:http://juliet24.com/2017/10/25/wasedasai-2017-guest/

今年は誰が来るのか楽しみですね!

 

東京芸術大学

開催日:9月7日(金)~9月9日(日)

場所:東京芸術大学(上野公園近く)

東京藝術大学 | 藝祭

 

この記事を書くきっかけとなった学園祭です。

残念ながら今年はもう終わってしまいましたが、「来年こそは訪れてほしい!」と心の底から溢れるオススメの気持ちを抑えられなかったので書いておきます。だって楽しいんだもの!

 

美+芸+音

絵画や彫刻を始めとした、様々な芸術作品を間近で見ることが出来ます。美術館顔負けの展示です!それを無料で楽しめるので、じっくり鑑賞したい人だけでなく気軽にアートに触れたいという人にもオススメできます。

東京芸大の学園祭と言えば神輿!その迫力とクオリティにただただ圧倒されます!

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また、音楽も特徴的です。キャンパス内を歩いていると、どこからともなく色々な音が聞こえてきます。雅楽、オペラ、合唱、バンド、ケルト、etc...

非日常という言葉がぴったりの、本当に不思議な空間は東京芸術大学の学園祭でしか味わえません!

 

多様性がスゴい!

キャンパスで出会う学生は皆個性豊か!彼ら彼女らを見ているだけでも楽しめちゃいます。

芸術家を体現したような風体の学生もいれば、早稲田にも良そうな普通の学生もいる…本当にたくさんの人がいます。

これは是非、直接肌で感じてほしいオススメポイントです!

 

アートマーケット

陶芸品、ガラス細工、Tシャツ、ピアス、ブローチ、トートバッグ、etc...

上野公園からキャンパスに向かう道中には、出店が所狭しと並んでいて、世界に一つしかない手作りの工芸品をゲット出来ちゃいます!

どの商品も見てるだけでワクワクしちゃう、センスが光るモノばかりでため息が出てしまいます。きっと貴方の心を揺さぶる作品が見つかるでしょう。

特にピアスやアクセサリーが本当に可愛かった!

 

料理と酒が美味い!

美味しいお酒と料理を頂くことが出来るのも特徴です!(私には一番の魅力です!ギネスビールとかカクテルまで頂きました)

美味しいお酒と料理を、木々が生い茂り音楽が溢れる雰囲気のあるキャンパスでいただく…なんとも形容しがたい美味しさです!

後模擬店の外装のクオリティが凄い!そして、店先の簡易テーブルも素晴らしい、場末の居酒屋感が大学の雰囲気とマッチしています。

 

芸術が好きな人は勿論のこと、そうでない人でも楽しめること間違いなしの学園祭です!今年行けなかった人は是非来年リベンジしてみてください。9月にやるので気を付けて!

 

東京外国語大学

開催日:11月21(水)~11月25日(日)

場所:東京外国語大学(ちょっと田舎で遠い!)

GAIGOSAI WEB

個人的に1番好きな学園祭です!

 

多国籍!

色んな人がいます、色んな言葉が聞こえてきます!

ところで、開催日を見て「5日もあるの!?」と驚く人も多いのではないでしょうか。長いですよね!(羨ましい)

それもそのはず、集まる人が多種多様ならば、企画も多種多様!

20以上の言語で上演される約30回の演劇、世界各国の民族舞踊、などなど、東京外大を表現するには5日間必要なんです。

他のどこにもない、東京外大にしか出来ない学園祭、行かなきゃ損です。

 

ここでしか味わえない料理と酒!

約30の世界各国の料理とお酒を楽しめちゃうのが最大の魅力です!

語学が苦手な人にも「ご飯を食べに行こう!」とオススメできます。気分はフェスです、フェス。

色々な地域の郷土料理から、意外な食べ物まで。「学園祭でこんなものまで食べられるの!?」と感動してしまいます。初めて出会う料理もきっとあるはず。

お酒も美味しいです。世界のビールを飲み比べることが出来たり、各国の地酒を飲めたりします!

私は毎年、酒と料理を食べに訪れています。キャンパスが広いのでお酒片手にぶらぶらできるのが最高なんです!

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東京大学

開催日:11月23日(金)~11月25日(日)

場所:駒場キャンパス

第69回駒場祭

 

御存知の方も多いと思いますが、東大は5月と11月に2回学園祭を行います!なんて羨ましい!お祭りが2回もあるなんて!

私は意外にポスター発表や研究発表が好きです。短時間で色々な学問に触れることが出来るのでワクワクします。

料理もおいしいです。私の一押しは、東大うどん部が出すうどんです。お店顔負けの美味しいうどんを食べることが出来ます。

最高学府の名に恥じない楽しい学園祭なので、是非行ってみてください。

 

東京工業大学

開催日:10月6日(土)、10月7日(日)

場所:大岡山キャンパス

トップページ - 工大祭2018公式サイト

 

他大学の学園祭に先駆けて行われる工大祭。都会に在って、早慶や東大の文化祭よりも落ち着いている、ゆっくり楽しむことが出来る学園祭です。

企画や出店の他に、科学技術を盛り込んだ遊び心のある展示が東工大ならではで好きです。

キャンパスも広くてきれいなのでオススメです!

 

東京農業大学

開催日:11月2日(金)~11月4日(日)

場所:世田谷キャンパス

創立127年 東京農業大学収穫祭

 

収穫祭と呼ばれる東京農大の学園祭は、花やはちみつ野菜を購入できるとあって地元の人々で賑わいます。大根が配布されます!

早稲田のような熱気はありませんが、根強い人気を誇る学園祭です!

ですが今年は工事の影響もあって規模が縮小されるみたいです。。。

 

終わりに

いかがでしたでしょうか。

東京大学あたりで少し失速しましたが、今回ご紹介した学園祭はどれもオリジナリティ溢れる楽しいお祭りです!

是非一度訪れてみてください!

 

その他にもミスコンが盛り上がる慶應義塾や青山学院、個性が爆発する日芸の学園祭などもオススメです。今年の秋は学園祭巡りで決まりですね!

 

今回はこの辺でお終いに!それではまた次回!

ブログ運営報告~アクセス解析編④・8月実績~

いよいよ9月です!大学生は夏休みが半分終わりましたね。

経シス生は成績発表&研究室配属調査が間近に迫っています。

何はともあれ、残りの夏休みも楽しんでいきましょう!

 

さて、今回は嬉しい報告が一つ…遂にこのブログが10,000アクセスを突破しました!

ブログ開始5カ月にして大台の1万に届きました。特段意識していたわけではないですが、不思議と達成感があります。引き続きゆるりと続けていくのでどうぞよろしくお願い致します。

 

先月のアクセス解析はこちら→ブログ運営報告~アクセス解析編③・7月実績~ - となりの経営工学科

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アクセス数

下の画像は8月31日23時54分の物になります。

全然更新していなかったにもかかわらず一日平均100アクセスがあったようで、8月で合計3,131アクセスも頂きました。有難う御座います。

1万の大台に乗ったのは8月24日あたりのようですね。記念すべき瞬間を見逃してしまいました…10万アクセスの瞬間には立ち会いたい!(そんな日は来るのかな)

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今月は更新の有無に関係なく、比較的安定した数値で推移しています。

 

Googleアナリティクスを見ると、先月と時間別のマップが変化していました。金曜の昼~夜にかけてアクセスが集中しているみたいです。

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先月のはこんな感じ。

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夏休み効果ですかね。シンガポールのユーザーさんが離れちゃったのが残念です。もっとグローバルに情報発信していきたい…!

 

アクセス元サイト

アクセス元サイトでは「このブログに辿り着いた人は、どのサイトから来ているか」が分かります。8月31日時点だとこんな感じ。括弧内は先月からの変化を表しています。

1位:56% Google (+15%)

2位:21% Yahoo!検索 (+3%)

3位:10% hatenablog-parts.com (+1%)

4位:8%   Twitter (-19%)

5位:2%  bing (+0%)

 

先月は在学生向けに書いた研究室配属の記事のおかげでTwitterからの流入が多くありました。今月は更新をさぼってTwitterで告知する機会が滅多になかったので、存在感が薄まってしまいました。

全体のアクセス数が先月と変わらずに、GoogleとYahooからのアクセスは増加しているので、少しずつサイトとして独り立ちしているのかな、なんて思ったりしています。

 

終わりに

アクセス解析もマンネリ化してきましたね。

アクセス数に大きな変化があるか、或いは分析の勉強もかねて高度な手法を使ってみるかした方が良いのかな(自戒)。

 

「経営工学とは」と検索すると1ページ目に表示されるようになりました。やったぜ。「経営工学 就職」では以前として1番目に表示されます。

経営工学に関する情報が不足していることの表れですね。。。もっと本質的な情報を提供して経営工学の魅力を周知し、来年の大学受験では空前の経営工学ブームを巻き起こしたいと思います。

 

今回はこの辺でお終いに!それではまた次回!

夏休みだけど大学に行こう!~iOSDC絶賛開催中~

お久しぶりです!

8月も最終日となりました。

大学生は夏休みの折り返し地点です!お金がないとか予定を入れ過ぎたとか色々悩みはあると思いますが、充実した夏休みを過ごしてください!

高校生は新学期が始まる頃ですね。残りの高校生活を満喫してください!

 

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さて、本題ですが、「授業期間でさえ自主休講の連続で大学に行ってないのに、夏休みにわざわざ大学に行くか!」と突っ込みが聞こえてきそうです。

みんな似たような考えなのでしょう、夏休みの大学は驚くほど静かです。全然人がいない…食堂もカフェテリアも閑散としています。私も研究がなければわざわざ大学には行きません。いつもは。

 

しかし、8月30日~9月2日の4日間、早稲田大学理工キャンパス(通称リコキャン)の63号館でiOSDC Japan 2018という熱いイベントが開催されています!

 

iosdc.jp

 

iOSDC JapanはiOS関連技術をコアのテーマとした技術者のためのカンファレンスです。』とあります。エンジニアによるエンジニアのためのカンファレンスのようですね!

 

「大学生が楽しめるイベントなの?」

楽しみ方は色々です。エンジニアの話を聞いて勉強するも良し、参加者とコネクションを作るも良し、無料配布の豪華特典を貰うも良し…目的に合わせてイベントを活用しましょう!

 

私もイベント1日目に参加してきました!

まず入り口で特典が詰まったポーチとTシャツが貰えます。下の画像はその一例ですが、結構豪華ですよね!(充電コードはかなり嬉しい)

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企業ブース(AWS、ZOZO、CA、sansan、cookpadなど有名企業多数)ではエンジニアさんからお話を聞き、ステッカーや特典(結構豪華)を貰ったりしました。

その他Meet Upに関する情報や企業主催のイベントの案内も頂きました!名刺を戴いてイケてるIT企業とコネクションが作れたり…なんて。

採用情報を公開している企業もあるので、就職活動にも役立ちそうです!

 

入場にはチケットが必要ですが、早大生であればチケットを無料で取得できます!HPから入手できるので、特に予定がない人や久しぶりに大学に来たい人は是非参加してみてくださいね。

早稲田理工の2018年度入試を徹底分析!~経シス入試に異常事態!?~

タイトルに「早稲田理工の」と書いてありますが、経営システム工学科が主題です。

 

2018年度入試は異常でした。経営システム工学科は、例年に比べ明らかに難化しています。その理由をこれから説明します。

※ここに記述されている内容は個人的見解であり、 大学を代表する物ではありません。

 

この記事は以前分析した内容に2018年度入試結果を加えたものになります。併せてこちらもどうぞ。

industrialengineering.hatenablog.com

 

 

はじめに

2018年入試はどこの大学も合格者数を減らし、結果的にかなり難化したようです。これはは私学助成不交付基準の厳格化に起因します。

こちらのサイトが分かり易く説明しています。 私立大学の定員管理厳格化について、より詳しい情報を知りたい人はこちらから別サイトへどうぞ。)

簡単に言うと、「定員の○○倍以上の合格者を出した私立大学は、国からの助成金を少なくするよ」という事です。大学は助成金を満額受け取るために合格者数を絞り、故に今年の私大入試が難化したのでしょう。

経シス入試の異常事態…それは定員管理が関係しているのでしょうか!?

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基本情報

データは早稲田大学が公表している過去6年分を使います。

(出典:近年の入試結果 – 早稲田大学 入学センター

 

経営システム工学科全体の定員は120名と決まっています。そのうち約50名ほどが内部推薦(付属・系属校からの進学)と指定校推薦などで決まります。

一般入試の定員は70名となっており、過去6年で変わっていません。

 

志願者・受験者・合格者・倍率など

下の表は2013~2018年度の経営システム工学科について、入試状況をまとめたものになります(黄色い部分が最新のものになります)。

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 !?

2018年の合格者数と実質倍率の数字がおかしなことになってますね……前回の分析では志願者数・受験者数の推移などに着目していましたが、 この表では合格者数と実質倍率に注目せざるを得ません。合格者数が例年の半分近くまでに減少し、実質倍率が2倍近くになっています。

 

まさしく激難化。受験生からしたらたまったもんじゃないですね。

 

受験者数

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志願者数・受験者数ともに昨年より1割ほど上昇しています。が、この程度の増加は不思議じゃありません。ちょっと人気になったくらいかな~、ぐらいの感想です。

 

合格者数

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さて、気になる合格者数です。2013~2017年の間では「低い年は170名、多い年は203名」というような推移でした。70名の定員に対して2~3倍です。「結構な数の合格を出しているんだな~」というような感想でした。

しかし今年はどうでしょう。上のグラフより、明らかに厳しい入試だったことが分かります。定員は変わってないのですから。タイトルに「入試に異常事態」とありますがこれは問題が難化したのではなく、合格者数が激減したことを表しています。

 

外れ値の検定にスミノルフ・グラブス(Smirnov‐Grubbs)検定というものがあります(参考:外れ値 - Wikipedia)。

これによると今年の合格者数は有意水準1%で異常だということが分かります(厳密には有意点)。つまり、この状況が偶然生じたとは考えにくいという結論になります(回りくどい言い方ですが統計学的にはこれが正しい...はず)。

 

実質倍率

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実質倍率(受験者数 ÷ 合格者数)の値も異常です。例年の約2倍に上昇しています。見てくださいこの角度。昨年までが可愛く見えます。やはり今年の入試は受験生泣かせだったようです。

 

補欠合格者数

次の表は補欠合格についてまとめたものになります。

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昨年までは補欠合格を当てにしない方が良さそうでしたが、今年は違いますね。補欠合格者全員に入学許可が出ています(実際に入学したかは不明です)。

 

実質倍率の比較

分析

実質倍率について横並びで比較すると、学科別の人気度が分かります。実質倍率は受験者数を合格者数で割りますから、この数値が高いほど入学が困難という事になりますね。

これが大学公表のデータを集計したものです。

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あれ、経シス高くない!?

全学科について折れ線グラフで見てみましょう。

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少し見にくいですが、経シスが他学科に比べて頭一つ抜け出ていることが分かります。気になるのは他学科の倍率にあまり変動がないこと。

 

創造理工学部内で見るとこんな感じ。建築学科を始め、経シス以外は軒並み低下しています。経シスを穴場学科と呼ぶのはもう無理かもしれませんね。

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考察

「経営システム工学科の実質倍率だけが急上昇した原因」を明らかにしようと思います(学系Ⅲは除きます)。考察に使用する、2013~2018年の基幹・創造・先進の各学科の入試結果から判明した重要な前提情報は下記の通りです。読み飛ばして、結論だけ見てもOK。

  1. 募集定員の変化はほぼない(今年から基幹の学系Ⅰだけが5人増えた)
  2. 2013年→2017年では、14学科中9学科で受験者数が減少
    全体で約300人・2.4%、経シスは約30人・4%
  3. 2017年→2018年では、14学科中8学科で受験者数が減少
    全体で約500人・4%、経シスは約80人・10%
  4. 2013年→2017年では、経シス以外の13学科で合格者数が減少
    全体で約650人・19%、経シスは約13人・7%
  5. 2017年→2018年では、14学科中8学科で合格者数が増加
    全体で約50人・2%、経シスは約110人・54%

 

まず常識的に、受験者数の増減は合格者数の増減と比例すると考えられます。なぜなら、受験生全体に占める「早稲田を蹴って他大に進学する受験生の割合」も増えるからです。受験者数の増減と合格者数の増減を一致させないと定員割れor定員超過のリスクが高まります。

前提1より、募集定員の増減による受験者・合格者数の変動はないと言えるでしょう。

前提2,3より、5年前と比較して、早稲田理工の受験生自体が減少しており、その傾向は昨年から今年にかけて特に強くなっています。一方で経シス受験生は、昨年→今年は全体と反対の動きをとっています。

前提4より、この5年間で、経シス以外の全学科は平均して約17%も合格者を減らしています。それに対して経シスは7%も増やしています。

前提5より、早稲田理工としては、昨年から今年にかけて合格者数を増やした学科の方が多いことが分かります。全体の減少は経シス合格者の大幅縮小によるものです。 

 

以上を踏まえて推測される2018年に経シスの実質倍率だけ急上昇した理由は、

『他学科は合格者数を段階的に絞ってきたが、経シスは今年までそれを行ってこなかった。しかし、受験者数が増えた今年の入試で、他学科に追従するような形で合格者数をいきなり減らしたから。』

 ではないでしょうか。

 

私的にはこの結論にあまり納得できていません。

という事で追加資料を。

こちらの表を見てください。これは、「募集定員に対し何倍の合格者を出したか」の数値になります(2倍以下の数値が赤字です)。 

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全14学科、過去6年の中で、2018年の経シスが最も低い数値となっています。2018年のほぼ全ての学科で6年前より低い値となっていますが、こちらでも経シスの変化は際立っています。

一般的に、この数値が高いほど「受験生に蹴られる可能性が高い」と読み取れるはずです。

逆に、これらの数値が低いほど「他大と比べて、その学科を第一志望とする受験者(合格者)が多い」と言えるでしょう。

 

例えば、右から二番目の生命医科は、早稲田大学の中で医学部的な存在となっています(早稲田には医学部がありません)。こちらを受験する学生には医学部志望の受験生も多くいますが、彼らは生命医科と医学部、両方合格した場合は他大の医学部に進学することになります。なので、募集定員を確保するためには多くの合格を出す必要がありそうです(それでも合格最低点は高いので驚きです)。

早稲田の建築学科は他大の建築学科と比較しても高い人気を誇るので、安定して低い数値が出ていますね。

 

ということは、経シスのこの数値は「他大の経営工学科と比較して、早稲田・経営システム工学科の人気が高まっている」ことを反映しているのでしょう(もしこれが本当だとしたら、在学生として嬉しい限りです!)。

上記の考察と合わせて、このような要因が絡んだことが合格者激減・実質倍率急上昇につながったのだと考えられます。

 

以上で考察を終わりますが、大事な事を忘れていませんか?

そうです、「定員管理の厳格化」です!助成金が減らされるあのお達しです。

理工学部だけの数字を見ると、どこも守れてないですね。というか守る気すらないような…まぁ、無理な話なんでしょう。

 

合格最低点の比較

最後に合格最低点での比較です。

早稲田大学の入試科目について簡単におさらいしておきます。

  • 3教科4科目受験(数学:120点、英語:120点、理科2科目:60点×2)
  • 3つの理工学部で問題は共通
  • 試験はすべて同日に行われるので1学科しか受験できない
  • 建築学科はお絵かきの試験(40点分)がある
  • 物理・化学での受験が基本(一部学科では化学・生物も可能)

こんな感じです。建築学科は今回のまとめから除外しています。

なので合計13学科について、360点満点で合格最低点を比較します。以下がその表。

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以下が過去5年の推移。

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合格最低点の高い順に並べると、経シスは昨年の14位(最下位)から第6位まで上昇しています。合格最低点も215点と過去最高水準です。これも経シス難化の一員ですね。

 

全体的に合格最低点が上昇しています。問題が易化しているのか、受験生のレベルが上がっているのか定かではありませんが、早稲田理工全体として厳しい受験であったことが改めてわかります。1問の凡ミスが致命傷になりかねません。

 

この変化は何を表すのでしょうか。

早稲田の人気復興?

問題のレベルが下がった?(また某予備校講師に「MARCHの仲間入り」と言われてしまうのでしょうか…)

 

まとめ

今回はがっつり入試状況を分析してみました。経シス入試が難化した背景には、定員管理の厳格化以外の要素も強そうです。

 

受験生の皆さんは受験勉強頑張ってください。大学生の皆さんは夏を謳歌してください。

 

今回はこの辺でお終いに!それではまた次回!

早稲田大学に行こう~オープンキャンパスのすゝめ~

いよいよ夏休みですね。

まず始めに夏を楽しむお知らせを。Twitterを見てたらこんな情報に出会いました。

 

travelersnavi.com

 

対象11府県のうち「2県以上・連続して2泊以上」した場合に、ホテルや旅館などの宿泊料金を1名1泊あたり最大6,000円を補助します。(岡山、広島、愛媛は1泊最大6,000円引、その他は1泊最大4,000円引)」(本文より抜粋)

 

らしいです。普段より安く旅行が出来ますし、被災地法の復興支援にもつながる嬉しい情報ですね。その他ボランティア版や交通手段版もありました。西日本に旅行をお考えの皆さんは一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

 

 

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さて、前回の土日、8月4日、5日は早稲田大学オープンキャンパスでした。

 

オープンキャンパスというと、受験生向けのイベントのように思えますよね?でも、早稲田のは大学生でも楽しめるんです!特に理工キャンパスがオススメ!

他の学科の研究内容を知ることが出来たり、学科独自で企画をやっていたり、教授が座学形式で研究についてしゃべったり、大学生でも色々な発見があるのが早稲田のオープンキャンパスです!理工キャンパスでの催しは、さらに実験が加わります。

私も経営システム工学科のブースでボランティアとして(ほんの少しだけ)働く傍ら、理工キャンパスの様々な学科ブースを回って楽しませてもらいました!

実験を見たり、液状化の原理について勉強したり、世界的権威と言われる大学教授と1対1でお話させて頂いたり、アルコールのパッチテストを受けたり(原理の説明までしてくれました!)etc…新鮮な1日でした。高校生に戻った気分です。

因みに、我らが経営システム工学科の企画は「経営シミュレーションゲーム」というもので、パソコンでお店の経営を疑似体験出来るものでした。意外とハマるのですが、他の学科に比べて来場者が少ない気がしました(涙)

 

とにかく、早稲田のオープンキャンパスは老若男女が楽しめるイベントです!今年行けなかった人は是非来年行ってみてくださいね。

8月25日(土)には人間科学部スポーツ科学が所沢キャンパスでオープンキャンパスを行うようです。これも楽しそう!(参考:オープンキャンパス – 早稲田大学 入学センター

高校生の皆さんは授業実施期間にも大学を訪れてみてください。早稲田大学の生の雰囲気を感じることが出来ます。

 

 

慶應義塾はこのような大規模なオープンキャンパスをやってないようですね…(参考:イベント一覧:慶應義塾大学 学部入学案内(入学センター)SFCや薬学部のはあるようです。そのほかキャンパスツアーなども。

早稲田のような大規模オープンキャンパスが行われているのならば、慶應のやつにも行ってみたかったです。敵情視察もかねて…管理工学科でどういうことをやっているのかとても気になります。

 

また明日から暑い日が戻ってくるみたいですね…がんばりましょう。

今回はこの辺でお終いに!それではまた次回!

攻略!早稲田大学・理工学部の入試対策法~英語編~

この記事は受験生向けです。

 

早稲田3理工学部を目指す受験生に送る、入試対策記事の第2弾・英語です。

第1弾は数学です。未読の方はこちらもあわせてどうぞ(数学の勉強法なども紹介しています)。

industrialengineering.hatenablog.com

 

文量・設問数ともに多く、「私立理系の英語入試で最高難度を誇る」と噂されている早稲田大学の英語ですが、きちんと対策をすれば怖くありません。

さっそく対策法を見ていきましょう。

 

 

 

基本情報

早稲田大学の理系学部は、基幹・創造・先進に分かれています。

入学試験は基本的に、数学、英語、理科(2科目)で行われます。私立大学で理科2科目で受験しなければいけないのは、早稲田大学慶應義塾大学だけです。

理科2科目は物理・化学の組み合わせが基本ですが、以下の学科を受験する場合は「物理・化学・生物」から2科目選ぶことが出来ます。

  • 基幹・学系Ⅰ
  • 基幹・学系Ⅲ
  • 先進・応用化学(化学必須)
  • 先進・生命医科
  • 先進・電気情報生命工 

 では、入学試験問題の傾向とその対策について述べていきます。

入試問題分析と入試対策

まずは入試問題について問題構成や出題傾向を分析します。その後に入試対策や勉強方法などに関して個人的見解を述べていきます。

なお、分析や対策については、駿台予備校や河合塾などの講評をかなり参考にしています。

試験情報

試験時間:90分

問題構成:5題120点。完全マーク式。

入試分析

詳しくはこちらを読んでください。私の分析よりも駿台の方が(たぶん)信用できます。

www2.sundai.ac.jp


英語の試験で気を付ける事

まずは早稲田の数英語で抑えるべきポイントについて解説していきます。

全問マーク式

全問マーク式、つまり選択肢で答える問題は受験生にとって有利にも不利にも働きます。

有利な点としては答えがさっぱりわからなくてもとりあえず適当にマークしておけば政界になる可能性があること。4つの選択肢があれば25%の確率で正解することになりますね。

一方で選択式であるがゆえに間違えるケースも存在します。「2択までは絞れたけど間違えた~」となる場合はこれの可能性が高いです。そして、これは選択肢の作り方と密接に関係があるのです。ここでは「4つの選択肢のうち本分と一致する内容の物を選ぶ」場合を考えてみましょう。

まず、正解となる選択肢がありますね。こちらは本文と同じ内容ですが、本文とは異なる単語・表現が使われている場合が多いです。難問であるほどこの傾向を示します。

続いて残り3つの不正解の選択肢ですが、誤答の作り方にはいくつかのパターンがあります。大きく分けると下記の通りになっています。

  1. 本文に登場した単語を使っているが、本文の内容を言い表していない選択肢
  2. 本文には書いてないが一般常識で考えると正しそうに思える選択し
  3. 本文と似た内容になっているが、部分的に明らかに間違っている選択肢
  4. 明らかに間違いとわかる選択肢

受験生が引っかかりやすいのが①~③の選択肢です。4問構成の場合、2問が④の選択肢、残り1問が①~③で作られている場合が多く、2択まで絞った後に間違えるのは問題作成者の狙い通り誤答に引っかかっているからです。

対策は読解の精度を上げるくらいしかありませんが、以上の点を意識しながら選択肢を選ぶと間違いに気づけるかもしれません。日頃の問題演習から「これは①のタイプの誤答…」などと考えながら選択肢を選ぶとと良いでしょう。

 

問題構成

大問5つのうち4題が読解問題に関係する問題、残りの1題が文法を中心とする知識問題で構成されています。これらのことから、長文読解に関する精読力(細かい意味を読みとる力)・速読力(素早く内容を把握する読む力)の他に、標準+αの知識、整序問題の力が特に必要とされることが分かります。文章中にはたまに難しい単語が登場しますが、それらは知識として要求されているものではなく、文脈から意味を推測する力を要求されている問題です。この推測する力を養うことも重要になります。

また、選択肢も含めすべて英語で書かれているので、英語の選択肢に慣れておくことが時間短縮のコツにもなります。繰り返し過去問を解くことで慣れておきましょう。

 

時間・得点配分

 5題を90分で解かなければなりません。英語が抜群にできる受験生でなければ中々にハードな問題と言えるでしょう。

基本的には長文にじっくり時間をかけたいところです。大問1が最も多い語数の問題なのでじっくり時間をかけましょう。30分くらいかけても良いので高得点を狙いたいです。次いで同じく長文問題の大問3と4に20分ずつ。整序問題である大問2と、知識を問う大問5は10分くらいでクリアしたいところです。

 

難易度と分野

時間内に完答することを想定した場合の難易度は高いです。要領よく高速に処理しなければなりません。しかし、1つひとつの問題はそれほど難しくありません。基本的な知識・読解力があれば太刀打ちできるレベルです。過去も演習をする際は必ず時間を決めてやりましょう。自由にやってしまうとこの問題の難しさが失われてしまいます。

 

大問のテーマとしては科学に関連する評論文が多く出る傾向にあります。学術英語や硬い文章に慣れ親しんでいないと、読みにくいと感じる可能性が高いです。これは読解のスピードにも大きく関係するので必ず対策しておきたいポイントです。

 

解答戦略

まずは全体のバランスから。基本的には配点が大きいと想定される長文読解、つまり大問1,3,4から解き進めていきましょう。長文が出来ないと英語で合格点に届かせるのは厳しくなります。大問2と5は得意な出題形式の方から解き進めると良いです。また、マーク式問題なので、分からない問題でもとりあえず何かマークしておくことも大切です。勘でマークした1問が合否を分ける可能性も大いにあります。

 

長文問題では分からない問題に時間をかけず、時間重視で解き進めることも必要です。時間に気を取られながら読む英文は全然頭に入ってきませんよね?常にある程度の時間的なゆとりを持ちながら解き進める事が大切で、そのために難問を捨てる勇気を持ちましょう。過去問演習を繰り返し「時間内に絶対解ききれる自信」を付けておくことが大切となります。

 

「本文と一致する内容の選択肢を選ぶ問題」には2種類あります。「文章・段落単位で読めば分かる問題」と「文章全体を読まなければいけない問題」です。

前者の問題は本文内容の展開に続いて問題が出題される傾向にあります。このような問題はあらかじめ選択肢を読んで「何が問題のテーマになっているのか」を頭に入れて本文を読み、問われた箇所(文章・段落)を読み終わった時点で問題を解きにかかることをお勧めします。つまり本文と問題を行き来する形になります。このような問題は細かい点を問われる場合が多く、精読と記憶力が必要になるので、特に英語が得意でない受験生にオススメできる解き方になります。しかし、覚える内容の量が少なくなる代わりに、時間がとられる解き方でもあるので、残り時間には十分気を付けましょう。

後者の問題は最後の設問として用意されているケースが多いです。文章の大意を問う問題なので、文章全体の中での要点を抑えておくことが大事です。

 

入試戦略

英語で何点取らなければならないか、自分の数学・英語・理科の学力バランスをもとに、合格のための戦略を練りましょう。模試でC判定以下ならば、まずは合格最低点+10点を目指すのが良いかと思います。

基本的に全科目5割で合計180点、あと少しで合格ラインです。ここからあと20~30点(学科によっては40点)、どの科目のどの分野で稼ぐか考えていきましょう。

数学について考えていきましょう。

英語が得意ならば90点以上を目指しましょう。合格がぐっと近づきます。他の科目で多少の苦手があっても安心できる点数です。

英語力が普通だと思うのならば、長文に時間をかけて72点(6割)以上は取りたいところです。大問1,3,4の各設問に対して自信をもって答えるように意識しましょう。解答の根拠まで述べられると良いです。

英語が苦手ならば、まずは半分を目指しましょう。残りの数学理科が十分良く出来るのであれば最悪4割でも構いません。全問解答できなくてもかまいません、長文に時間をかけて着実に得点を積み重ねることを意識しましょう。

 

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勉強方法

英語の勉強方法・スケジュールについて紹介していきます。

質と量

勉強の質と量は頻繁に議論されている話題でもありますが、英語に限って言えば量なくして質はないです。たくさん問題を解きましょう。何回も単語帳・文法書を読みましょう。正しい知識をたくさん身に付けて初めて質の高い勉強が出来るようになります。

 

単語

単語帳は2冊仕上げることを目的に勉強を進めると良いでしょう。1冊目の8割を覚えたと思ったら2冊目に移ります。

覚え方は人それぞれですが、文章、つまり例文の中で覚えると使い方をイメージしやすく、すんなり頭に入ってくるかもしれません。

オススメの単語帳はこの2つ。

DUOは単純に単語を暗記するのではなく、文中の使い方とセットで覚えることが出来るので記憶に残りやすいです。

DUOで基本~やや難レベルの知識を吸収した後は鉄壁に移ると良いでしょう。

レベルの高い単語が収録されているだけでなく、接尾語接頭語などの知識もつくので、知らない単語の意味を推測する力も身に付きます。

 

 英単語の知識に不安がある人は、ターゲット1900から始めて基礎を固めるのもグッドです。

 

文法

基本的な文法は勿論、語法やイディオムも覚えましょう。文法書を何冊もこなす必要はありませんが、1冊を完ぺきにマスターすることが大事です。知識は使うことで定着していきます。問題集を活用してどんどんアウトプットしていきましょう。

オススメはVintageNextStage

どちらも問題と解説が1対1に対応していて、インプットとアウトプットを素早くトレーニングできる参考書です。

 

また、受験期直前にひたすら問題演習がしたいならばこちらの2冊がオススメです。

どちらも「英文法ファイナル」の名で通ってる問題集ですが、緑の方が標準レベル、ピンクの方が難関大レベルとなっています。

と言っても、緑色でも十分難しいです。

知識があやふやな状態で使うとかえって学習効率が落ちるので、最後の仕上げの感覚で使うと良いでしょう。

所謂文法の穴埋めだけでなく、文章補充や会話問題も収録されています。

 

長文

早稲田の英語を時間内に解ききるためには、速読力と精読力の両方が欠かせません。

速読力を鍛えるには英語に沢山触れる必要があります。1日1長文を目標に、毎日英文を読んでいきましょう(最悪問題を解かなくてもかまいません)。英語を読む力だけでなく背景知識を身に付けることもできます。知らない単は都度調べて自身の糧としていきましょう。

精読力を鍛えるには、単語・文法・構文の知識が欠かせません。和訳問題を題材に、細かいニュアンスの訳出まで意識して問題演習行う。そして模範解答を手本に英文の流暢な日本語訳や英語独特の表現を吸収していきましょう。

とにかく量をこなして速読力を鍛えるのならば英語長文問題精講が、

ある程度力がついてきて速読・精読をバランスよく伸ばしたならポレポレがオススメです。

 

勉強計画

勉強計画を立てるのは長い受験生活を乗り越えるために有効です。勉強の記録だけでなく計画を立てることで、目標とやらなければいけない事、目標に対する進み具合が明確になります。そうすれば受験の不安や焦りが和らぎます。月毎、週毎、日毎にやることを決め、学習の管理が出来ると良いでしょう。

計画は修正するものです。当初立てたものを頑なに守ろうとするのではなく、自分の状況に合わせて細かく変更していくのが継続のコツです。

 

英語力は読んだ英文の量覚えた知識の量に比例して伸びいていきます。数学のように特定分野を重点的にやれば得点が一気に伸びるという事はありません。現状の学力がどうであれ、焦らず自身のレベルに会った単語・文法・長文の演習から始めるべきです。正しい積み重ねが何よりも重要と言えるでしょう。

 

ここからは高校3年生のスケジュールを想定して、英語の勉強の進め方について紹介していきます。

4月~7月

基礎固めの期間。易~並程度の問題集を用い、易しい入試問題で英文の読み方・解き方を学習しましょう。単語・文法書には毎日触れるのが良いです。また、長文読解で出会った未知の単語は随時調べておきましょう。単語などの知識は1度で覚えようとせずに、何度も何度も繰り返し勉強する意識でいましょう。身に付くまで辛抱強くやりましょう。

センターレベルの知識・読解力はこの時期に身に付けておきたいです。スピードはまだ意識しなくてよいですが、英語力の土台は固めておきたい時期になります。

 

8月(夏休み)

ある程度知識がついてきたらと感じたら、時間を決めて入試問題にチャレンジしてみるのが良いでしょう。長文問題だけ、大問○だけ、というとき方でも構いません。入試を意識した問題にチャレンジするのが重要です。整序問題や、英語で書かれている設問に取り組むのもオススメです。

問題集は少し難しめの物にレベルアップしておきましょう。常に「少し読みにくいな」くらいの英文で演習することが大切です。易しいと感じる英文を読んでも英語力は伸びません。

 

単語帳は1冊目を終了し、2冊目に入るのがオススメです。1冊目を8割ぐらい覚えたと感じたら次に進みましょう。文法書の理解にも自信がついてきたら文法問題のみの問題集でどんどんアウトプットしていきましょう。覚えた知識は使うことで定着していきます。以下の問題集がオススメです(赤色の難関大編までやれると良いです)。

 

遊びすぎも良くないですが、根を詰め過ぎるのも良くありません。最低でも週に半日程度はリラックスできる時間を設けるのが良いと思います。受験勉強はあと半年くらい続くのですから…

 

9月~12月

入試に備える期間。夏までの基礎をベースに、難しい英文にチャレンジしていきましょう。学校行事が忙しく、思ったように勉強時間が取れないかもしれませんが、焦りは禁物です。着々とやるべき事を進めましょう。

この時期は過去問をガンガン解くべきです。過去問1セット(年単位)を基本に、実際の入試問題に近い形式・時間配分で取り掛かるべきです。上述の通り早稲田の英語は慣れが重要。繰り返し説くことで自分の得意不得意を見極めると共に、時間内に解ききれると実力・自信を養成していきましょう。

 

1月~受験日

最終調整の期間。早稲田の入試は2月の中旬ですが、それまでにもセンター試験、私立大学の受験がありますね。体調管理には気を配り、何れの試験にも万全の体調で臨む事を心がけましょう。実際の入試本番は想像以上に体力を使います。休養と勉強のメリハリを付けましょう。

 

まとめ

この記事の要点を振り返ってみましょう。早稲田理工の英語入試で重要なのは、

  • 英語は一日にしてならず。毎日コツコツ学習する
  • 時間が難しさの原因。時間内に解ききる力を過去問演習で身に付ける
  • 英語の出題・マーク式の設問の作り方を把握し、騙されない
  • 毎日長文を読んで速読力・精読力を養う

です。そのほかにも勉強計画を立てたり、自分なりの戦略をもって試験に臨むのは、全ての入試に共通するポイントです。

受験勉強はつまらないかもしれませんが、目標に向けて努力するこの経験は必ず活きるはずです。頑張りましょう!

 

数学はこちら

industrialengineering.hatenablog.com

 

今回はこの辺でお終いに!それではまた次回!

ブログ運営報告~アクセス解析編③・7月実績~

いよいよ8月です。大学生の皆さん、待ちに待った夏休みですね!(まだそうじゃない人もいるかな?)

充実した夏をお過ごしください!初めての夏休みを迎える大学1年生に、4回目の夏休みを迎える私から1つアドバイスが…夏休み後半は金欠になります!前半に散在しすぎないように気を付けましょう。

 

さて、シリーズ第3回目のブログ運営報告です。嬉しい事にこのブログの知名度が徐々に上がっているようで、色々と数字が伸びた7月でした。

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アクセス数

 累計アクセス数が7,430になりました(2018年7月31日23時45分)。

アクセス解析編②によると、7月1日までのアクセス数が約3,890だったので、今月だけで約3,600アクセスがあった計算になりますね!

7月だけなら120アクセス/日ということですね。凄い!下の画像が動かぬ証拠です。

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7月13日(239アクセス)7月14日(512アクセス)と、ひと際大きい数値が出ています。

これは研究室配属目前!~経シスの研究室まるわかり特集~ - となりの経営工学科

の記事の影響ですね。経シスの学生に沢山見て頂いたことが分かります。

読んでくださった皆さん、協力してくれた同期の皆さん、ありがとうございました。

 

それと、今回はグーグルアナリティクスを少し活用してみました。分かりやすい情報だけ載せてみます。

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色々と興味深いですね。ある程度アクセスが延びてきたらグーグルアナリティクスでの分析が面白くなってくることが分かりました。これが今回の一番の収穫ですかね。

 

アクセス元サイト

アクセス元サイトでは「このブログに辿り着いた人は、どのサイトから来ているか」が分かります。以下が7月31日時点の順位とその割合です。

1位:41% Google

2位:27% Twitter

3位:18% Yahoo!検索

4位:9%      hatenablog-parts.com

5位:2%   bing

 

 

因みに前回の記事を書いた7月1日時点での順位はこんな感じ。

1位:54% Google

2位:17% Yahoo!検索

3位:13% Twitter

4位:10%   hatenablog-parts.com

5位:1%   bing

 

 

研究室特集が少し話題になったせいか、Twitterの割合が上昇しています。因みに7月14日時点(研究室特集を更新した直後)は、Twitter経由でのアクセスが1位(約50%)でした。

 

アクセス先ページ

アクセス先サイトでは「このブログに辿り着いた人が、最初にどの記事を見ているか」が分かるようです。検索エンジンから辿り着いた場合は、「何がきっかけでブログに辿り着いたのか」を知ることが出来ます。

Googleからのアクセス順位は以下の通りです(Yahoo!からのアクセスTop3の記事も同様です。割合も似た感じ)。

1位:50% 経営工学科に向いてる人って?~就職編~ - となりの経営工学科

2位:11% 攻略!早稲田大学・理工学部の入試対策法~数学編~ - となりの経営工学科

3位:9% 大学入試で見る経営工学~大学で経営工学を学びたいあなたに~ - となりの経営工学科

2位に入試対策記事がランクインしました。受験生読んでもらえてるのかな?(だとしたら書いた甲斐がありました)

 

Twitterからのアクセス順位はこんな感じ。

1位:27% 記事一覧 - となりの経営工学科

2位:22% パワーポイント時短術①~下準備編~ - となりの経営工学科

3位:19% 研究室配属目前!~経シスの研究室まるわかり特集~ - となりの経営工学科

4位:12%   早稲田を使い尽くせ!~芸術編~暑い夏こそアートに触れよう - となりの経営工学科

5位:10% パワーポイント時短術②~操作編~ - となりの経営工学科

混戦でしたので5位まで載せました。こちらは最新記事が上位に来る傾向にあるようです。1位の記事一覧はTwitterのプロフィールにリンクがあるので、そこから見てくれる人だと推測されます。

 

終わりに

現在「経営工学 とは」と検索すると、3ページ目、全体の24番目に表示されます。前回記事を書いた時点では14番目だったので落ちてしまったことになります。理由としては当該記事のタイトルを編集したからですね…SEO的には結構まずいのは理解していましたが、それでも記事の内容が気に入らなかったので大幅修正致しました。

「経営工学 就職」では引き続き一番上に表示されます。

や っ た ぜ。

 

このブログでは引き続き経営工学の紹介をしつつ、幅広く色々な情報を発信していけたらと思います。今後ともよろしくお願い致します。

今回はこの辺でお終いに!それではまた次回!