CFA level1 受験期(勉強方法とスケジュール)
2022年5月に受験したCFA level1 に合格しました。
本記事はその体験記と振返り・反省になります。
「こうしておけばよかった」という反省部分は赤字です。
主に勉強方法とスケジュール、教材について記載しています。
まとめ
金融機関勤務、証券アナリスト資格保有、英語圏での滞在・留学歴なし、理工系学部出身、TOECI800点台
2021年 6月 証券アナリスト2次試験受験→合格
2021年11月 CFA level1 Candidate 登録、ガイドブックで勉強開始
2021年12月 Kaplan Schweserのテキスト購入、単元別に勉強開始
2022年5月3週 CBT受験
試用教材:Schweser Essentialパッケージ(テキスト、Qbank、Mock Exam4回)、CFA受験ガイドブック(level1)、CFAファイナンス講義(経済編)
勉強時間:約400時間(6.5ヶ月×平均60h/月)、平日1.5時間、土日計8時間ペース
雑感:証券アナリストの知識が十分あり、かつ英語が得意ならlevel1はさほど難しくないだろう。但し、どちらかが欠けていると結構大変。
参考サイト
CFA受験について解説している日本語サイトは多くあります。
ここでは個人的に特に役立ったと感じるサイトをいくつか紹介させていただきます。
勉強の計画やモチベーション維持に役立てていました。
CFA学習Tips さん
triumphmind.comCFA Candidateに登録する前から参考にしていたウェブサイトです。
幅広い解説が魅力的で、入門書的な扱いとして見ていました。
運営者さんのTwitterも一見の価値ありです。
ペコちゃん金融 さん
pekochanenglish.hatenablog.com金融資格・英語資格への造詣が非常に深い方のブログです。
勉強スケジュールや教材の使い方等、非常に参考になりました。
すぺらんかー さん
note.comlevel2を見据えた勉強方法や、試験の雑感が参考になるNoteです。
2 be ambitious さん
beambitious.hatenadiary.org少し古めの記事ですが、特にこちらでは勉強方法などが詳しく記載されております。
level1受験でも無論役立つでしょうが、level3を見据えて今後も大変役立つ内容と感じます。
その他
CFA Society Japan CFA Society Japan - 日本CFA協会
英語が得意な方はこちらも参照されると良いでしょう。
公式のTips CFA Exam Study Tips
金融界のWikipedia Investopedia: Sharper insight, better investing.
教材
主な教材は3つです。その他に独自でノートを作成したり、Googleスプレッドシートを活用しておりましたが、これは後述致します。
Schweser Materials
殆どの受験生が使用しているであろうSchweser。
中身に応じてEssential、Premium、Premium Plus とパッケージランクが分かれています。
私はEssential(Printed/eBook/Online)を購入しました。
詳細は割愛いたしますが、私が主に使用した基本テキスト、模試4回分(Mock Exam)、Qbank(オンライン問題集)は 全てのパッケージに含まれます。
テキストでインプット、Qbankで問題演習、模試で理解度確認の流れで進めていきました。
オンデマンド講座やその他充実の学習資料はPremium以上についてきますが、英語が得意ではないためたくさんの教材を購入しても使いこなせないと判断してやめました(結果的に妥当な選択でした)。
書籍テキストが不要な場合は購入画面で(eBook/Online)というボタンをチェックすればOKです。教材の輸送費分だけ安く済みます。
タブレットやPCでの勉強が主の方はPrintedがなくても十分でしょう。
CFA受験ガイドブック(level1)
英語が得意でない日本人受験者の強い味方、受験ガイドブックです。
私はCFA level1 Candidate 登録直後にまずこれを読みました。
勉強方法や学習スケジュールの参考はこちらにも記載されている他、各単元のポイントや専門用語が日本語で解説されているため、手元に1冊あると心強いです。
上記ガイドブックは全単元を網羅的にカバーしておりますが、自身の苦手に応じて以下の補助教材も活用すると良いでしょう。
これらはSchweserテキストに着手した後に購入しても遅くないと思います。
CMA(証券アナリスト)に合格している方であればガイドブック一冊で十分かもしれませんが、カバー範囲の違いや英語で書かれていることの難しさもあると思います。
私はSchweser テキストに着手した後に Economics単元に苦手意識を感じたので、経済編を購入し、結果的にEconomicsについてはこの日本語教材をベースにして乗り切りました。
Economicsの難しさを感じてから上記補助教材を買うまでに暫く迷いがあったのですが、数千円の出費で理解が格段に進み時間短縮につながるので、もっと早く買っておけばよかったです。
備考:関数電卓
教材とは異なりますが、関数電卓も必須アイテムです。私は日本語ガイドブックがついた Texas Instrumentsのものを購入しました。
勉強スケジュール・勉強方法
概要
2021年11月~ CFA level1 Candidateに登録、ガイドブックで概観インプット
2021年12月~ Kaplan Schweserのテキスト購入、各単元別に順次学習
2022年4月中旬 MockExamに着手
2022年5月3週目 CBT受験(御茶ノ水)
平日1.5時間、土日計8時間、月60時間を目標に勉強を進めました。
試験まで時間がある冬の時期はスローペースになってしまいがちだったため、結局直前に慌てて詰め込む羽目になりました。最後の1,2か月は月100時間程度勉強していたと思います。英語を読むことに一番時間を取られたため、英語が得意でない方はゆとりを持って早め早めに勉強するのが良いと思います。
2021年11月~
受験半年前の11月に試験登録し、CBT受験日を申し込みました。
この時点で既に空きは少なく、5-6日ある候補日のうち、金曜日や土曜日は埋まっておりました。約10か月前であれば土曜日も予約が取れたので、覚悟が決まったら早めにCFA登録を済ませ、受験日を固めてしまうのが良いでしょう。
登録直後からAmazonで購入したガイドブックで勉強開始。書店で買う場合は東京駅の丸善に行けばほぼ確実に置いてあります。こちらを1か月ほどかけて全単元、全練習問題を終了。この時点で軽くノートを作成。
この進め方は良くありませんでした。ガイドブックはさっさと済ませてSchweserテキストに移り、必要に応じて参照し直すのが良いでしょう。これを参考書として使い、読み込むのは非効率的だと感じます。
2022年12月~
5冊あるSchweserテキストを1か月1冊終わらせるペースで学習計画を立てました。
但しEthicsは最後かつ直前期に回したため、実質4ヶ月で4冊です。
進め方はテキスト順にクオンツ&経済→FS分析→コーポレート&株式→債券&デリバ→PFマネジメントです。
ここにも反省点があります。私はCMAの時から株式・債券・PF理論が得意で、クオンツ・経済が苦手だったため、得意分野から先にインプットしておいた方が効率的だったと感じます。分野毎の重複や順序関係はあまりないので、テキストの進め方は単元の分け方に従う必要はないでしょう。テキストのボリュームもクオンツ&経済が最も分厚いため、いきなりこれを終わらせようとすると結構骨が折れます。
また、WebテキストとDeepL等の翻訳サイトを駆使すると、英語の読解にかかる時間が省けるでしょう。試験問題は英語であるため最終的には英語問題文を理解する必要がありますが、概念や中身の理解は日本語の方が速いはずです。私はQbankの復習の一部をこのやり方で進めておりましたが、もっと広く活用してもよいと感じています。
2022年3月後半~
Qbankに着手し始めます。これはSchweser Packageに含まれる一問一答の問題集で、分野やレベル別の出題指定や、正誤結果の集計が出来る優れものです。問題量がとにかく膨大にあるので、同じ問題を繰り返し解いて変な癖がつく心配はありません。
基本的には10問15分を目安に、演習→答え合わせ→テキストで復習→覚えが悪い部分を独自ノートにメモ、という流れで取り組んでしました。
これはテキストと並行して進めるべきでした。一応テキストにも理解度確認の章末問題があるのですが、それだけでは問題数も少ないです。反対にQbankは大量に演習問題があります。基礎と応用にレベルが分かれているので、基礎だけでもテキストと併せて取り組むのが良いと思います。私は試験前日まで取り組んでいましたが、結局全体数の約7割しか解けず、若干の不安を残したまま試験当日を迎えました。
また、この頃よりEthicsにも着手します。テキストとQbankで進めていく流れは同じですが、間違えた問題と答え・要点はスプレッドシートで管理し、会社の昼休みなどの隙間時間で見返せるようにしておきました。個人的には、CMAの倫理パートとは感覚がずれる部分が少しあり(文化の違いでしょうか)、Ethicsは馴染みにくかったです。
2022年4月中旬~
Mock Examという模試4回分に着手し始めます。土曜日の午前・昼に演習→土曜午後~日曜の時間を使って復習、という流れを4回行いました。平日はQbankでの演習と抜け漏れがある単元の復習です。
模試第1回は正答率約6割強でした。Qbankでの演習が2割程度しか終わっていないため当然の結果です。そこから演習の進展に伴い、模試の正答率も6.5割→6.8割→7.2割(5月前半時点)と向上していきました。
また、試験当日の流れを再現できる機能もあります。画面構成や操作方法など、当日焦らないように事前に確認しておきました。
以降試験当日までは、QbankとMock Examの間違えた問題を中心に、演習→復習の繰り返しです。
試験当日と雑感
御茶ノ水駅のCBT受験会場で午前9時からの受験でした。
他資格の受験者もおり、手続きに時間がかかる可能性があるため、会場には余裕を持って到着すべきでしょう。
また、パスポートは本人確認に必須です、忘れないようにしましょう。
試験は前半後半で時間が分かれています。栄養補給やトイレ休憩はこの時間で可能です。上限30分取得可能ですが、入退室の確認時間があるため実質的には更に短いです。外出は難しいので、飲料等は事前に用意しておくと良いでしょう。
Mock Exam程は難しくないと感じながらも、はっきりとした自信がないまま終了しました。
その後、しばらく何も連絡がないまま7月を迎え、突然「1週間後に合否を連絡するよ」とのメールを受信し、7月7日にメールで合格の通知を受けました。
2ヶ月で受かる!応用情報技術者試験の攻略方法
はじめに
この記事では知識ほぼ0の状態から応用情報技術者に挑戦する人に向けて、比較的短期間・低コストで負担感少なく合格するための方法を解説しています。
使う教材は参考書2冊+無料サイト1つ、期間は約2ヶ月。
(事前知識がある場合や1日当たりの勉強時間を増やせる場合は、さらに短い期間で合格できるでしょう。)
私は大学こそ理系学部に属していましたが情報系には疎く、文系就職をしたため現在はITとは疎遠の生活を送っています。
そんな私ですが、応用情報は社会人になった後に取得しました。
そこでこの記事では、当時実践した時間もコストもあまりかけない勉強法を、応用情報に挑戦する
- プログラミングに苦手意識がある理系学生
- ITに興味を持っている文系学生
- 就活等に向けて何か資格が欲しい大学生
- 勉強時間を確保しにくい社会人
等の方々に参考にしてもらえればと思い解説していきます。
時間の使い方
2ヶ月=8週間を基本のスケジュールとして想定します。
まず最初の2週間でベースとなる知識をインプットし、
次の3週間で午前試験のoutputと午後試験のお作法を学習。
続く2週間を本番に向けた問題演習のための期間として使い、
最後の1週間で総復習します。
では、各期間別の勉強方法について詳しく説明していきます。
2週間:午前対策
使う参考書はこちら。
要点がまとまったこの参考書を使います。
試験範囲全ての知識が網羅されているわけではないですが、分厚く、詳しすぎる参考書に手を出して挫折してしまっては元も子もありません。
基礎知識を入れる現段階では頻出内容がコンパクトにまとまった本が適当です。
合格のために必要十分な知識は、過去問演習を通して補っていきます。
応用情報試験は過去問の使いまわしが多い試験なので、参考書でベース知識を一通り見る→過去問で間違えながら覚える勉強方法が効率的です。
これは午前攻略の大事なポイントとなってきます。
参考書はどこから始めてもいいですが全ての分野に手を付けて、2週間で最低1周、理想は基本1周+苦手と感じた内容をもう1周、です。
時間で言うと平日1h、休日2hも勉強すればこの水準に達すると思います。
ここでは覚えるというより、広範な応用情報の試験範囲を一通り俯瞰し、どの知識も「聞いたことある」くらいのレベルに持っていく事を目指します。
特にBCP等のアルファベットで略された単語を覚える必要は現時点ではありません。
さて、参考書での勉強と並行して、勉強済の内容は随時、下記サイトで過去問に取り組みましょう。通勤通学の隙間時間で十分です。
スマホでブックマークしておいてください。
試験当日まで使うことになる、合否を握るとて重要なサイトです。
過去問演習では、誤答の選択肢からもきちんとinputしてください。
3週間:午後対策+午前復習
続く3週間でやることは2つです。
- 隙間時間を利用して前述のサイトで午前試験の過去問を解きまくり、知識のinputとoutputを繰り返す
- 下記の参考書を使って午後試験の解き方のお作法を学ぶ
午後試験の記述式問題では、問題文の着眼点や解答のポイントを知り、答案作成のコツをいち早くつかむことが合格への近道です。
上記の参考書は解説が丁寧である点で非常にオススメです。
現段階では十分に回答できないと思いますが問題を解けないことはあまり気にせず、解説をじっくりと読み込み、着眼点や答案の作り方を学びましょう。
非IT系の受験者の受験科目は、セキュリティ以外に経営戦略、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム監査の中から選択する方が多いと思います。
これらの問題は必要な知識量が相対的に少なく、情報系の知識が少ない人でもとっつきやすい分、キーワードを抑えた答案作成、日本語の文章力が重要となります。
問題を解くこと以上に、解説と模範解答をしっかりと理解することを重視してください。
選択予定の問題には満遍なく取り組みましょう。
最初の3週間同様、平日1h+休日2hが目安で、計25題も取り組めばだいぶ地力がついてくると思います。
午後試験は慣れの観点から問題量をこなすことが大事になりますが、直近数回分の問題はこの後の問題演習のために残しておくと良いかもしれません。
2週間:過去問演習
これまで
- 午前試験は過去問道場(https://www.ap-siken.com/)2~3周
- 午後試験は問題集で解説を読み込む勉強法を1周
という取り組み方をしてきました。
ここからの2週間では、午前/午後試験共に本番を想定して時間制限を設けた問題演習に移行します。自分の解くスピードを正確に知ることが目的です。
勉強時間は平日1h、休日3~4hが目安ですが、仕上がり具合では上下に振れてもかまいません。
午後試験は毎土日に取り組み、最低4回分は経験しておきたいところです。
平日の勉強では問題を小分けにして取り組む、午前範囲なら20問を30分で、午後なら大問1つを25分で、といった具合でも大丈夫です。
午前試験の問題では見たことがある設問が多く、解答時間が短縮されているはずです。
この時点で「問題文を見てパッと解き方や単語が浮かばない設問」は苦手の種なので、その分野の抜け漏れをどんどん潰していきましょう。
午後試験の問題では着眼点や解き方が身に付いてきてるはずです。これまでのように安易に回答を見たりせず、ぎりぎりまで自分で答案を作ることに拘っていきましょう。
1回分の問題すべてが終わったら、足し合わせて合計得点を出してみてください。この時点で概ね7割超えていれば合格は目の前です。
1週間:最終調整
残りの1週間は下記のように過ごしていきます。時間はかけられるだけかけましょう。
午前問題は参考書と過去問を併用して
- 頻出の計算、アルファベット略語を集中的に暗記
- 午後に選択しない分野を重点的に復習
午後問題は参考書を使って
- 参考書を用いて既に解いた問題(特に間違えた箇所)を総復習
「やったはずなのに忘れていた事」がないか確認していき、知識の抜け漏れがあった場合はテキストに立ち返りましょう。
過去問演習で時間に不安を感じた人は、本番当日の解く順序などを考えておくと良いでしょう。
当日のポイント
試験時間が早いので起床時間には気を付けましょう。
午前試験は約30問落としても大丈夫という心理的余裕を持ち、1つの問題にこだわりすぎないようにしましょう。
まずは1周、分かる問題だけ答えていき、残りの時間を使って躓いた問題に取り組んでいくのが良いかと思います。
午後試験はどれも初見の問題ばかりのはずです。答案作成のヒントは問題文中に必ずあるので、問題文を丁寧に読んで理解することに努めましょう。
また、時間を意識しつつ全ての設問に記述するよう粘り強さも大切です。自分の答案が字数不足だとしても、キーワードとなるような単語を含んだ文章だけでも書いておきましょう。部分点を貰える可能性があります。
さいごに
ただ資格に受かるだけの勉強というのはあまり価値がないと思います。
それでも、この勉強がきっかけで何かに興味を持つことや、新たなチャンスをつかめる事があるかもしれません。
まずは資格をとってみる。それから、この勉強と資格をどう使っていくか考える。
こういう臨み方もアリだと思います。
この資格に限らず、何かに挑戦する意欲が少しでも湧いたのならまずは行動してみる事をお勧めします。
それでは。
合格発表日でした
国立の受験を残していた皆さま、お疲れ様でした。
そして今日の正午、ついに早稲田大学理工学部の合格発表がありました。
創造理工学部限定になりますが、合格者数などの情報を整理したものが下記の表です。
これらの数値はすべてホームページから、プログラムを組んで取得したものなので誤りがあるかもしれません(一応目視でチェックはしました)。
経営システム工学科は、創造理工学部で最も名目倍率(志願者数/合格者)が低い状況です。
補欠合格者数も他学科に比べて多く出しています。
やがて入学者数などが確定すれば、大学から正確かつ詳細な情報が公開されるでしょう。詳しい考察はそちらの情報を待ちたいと思います。
何はともあれ受験生の皆さん、お疲れ様でした。
後期試験がある人は最後まで頑張ってください。ここからの期間を頑張れるか否かが分水嶺です。粘り強い努力を期待しています。
志望の大学に落ちてしまった受験生の皆さん、残念でした。
ですが受験勉強を通して得られた学びは決して無駄ではありません。
それに、入学後にどれだけ頑張れるかの方が、どこに進むかよりもずっと重要で大切なことです。
その悔しさをバネに、進学先で見つけた夢中になれる物に打ち込んでください。
志望の大学に合格した受験生の皆さん、おめでとうございます。
受験というイベントを通して得られた学び・自信は、今後の人生において大きな力となるはずです。
ぜひ大学合格に満足せず、これから先も努力の姿勢を大切にしてください。
そして、経営システム工学科に進学する予定の皆さん。
学校推薦組、第一志望組、国立落ち組、現役生、浪人生…色々な方がいると思います。
しかし一度入学してしまえば、それまでの経緯は関係ありません。
皆同じ経営システム工学科の同期です。
学生生活が実り豊かなものになるよう、未来い目を向けて学生生活を謳歌してください。
4月にキャンパスでお待ちしております。
それでは。
入試お疲れさまでした
受験生の皆さん、早稲田理工の入試お疲れ様でした。
上手くいった人も、力を発揮できなかった人も、ひとまず今は軽く復習をしてゆっくり休んでください。
国立の受験を残している人は、また明日から勉強頑張ってください。ここからが本当のラストスパートです。張り切っていきましょう。
ここ最近は受験関係の記事が増えていましたが、また次からは経営工学関係の内容に戻るかもしれません。
書いて欲しい記事などありましたらコメント、もしくはTwitterでリプライをください。
それでは。
早稲田理工入試前日のお役立ち情報
いよいよ明日が入試当日、2月16日です。
前日に出来る対策は多くはありませんが、最後まで粘り強く勉強する意義はあります。
私自身、入試前日に復習した内容が試験で出題された経験があるので、今晩も明日の朝も気を抜かず勉強しましょう。
夜更かしや徹夜など翌日の試験に悪影響を及ぼす勉強は禁物ですが、前日だからと特別なことはせず、いつも通りのルーティーンで勉強して過ごすのが良いと思います。
集中できる睡眠時間は人それぞれでしょうが、今日から明日にかけては最低でも6時間は取れると良いですね。
集中力が高まるのは起床後3時間と言われているので(一次資料見つからず)、朝6時までには起きるようにしましょう。
最後に、受験生の皆さんに、理工キャンパスとその周辺施設に関する情報を。
理工キャンパスは副都心線・西早稲田駅直結ですが、駅のホーム自体は地下深くに潜っています。地上に出るまでに3~5分の時間を見積もっておくと良いでしょう。
降りる位置は8号車(もしくは10号車)が出口に最も近いでが、混雑する恐れがあります。
1号車付近に乗ってしまうと、ホームの端から端まで歩くことになりますが、多分空いています。
理工キャンパスの改札を出ると、2回長いエスカレーターを登ります。駅の出口を出て右手に向かうとすぐキャンパス入り口です。
駅を出て左手に行くとセブンイレブンとファミリーマートが、駅を出て右に進み続けるとローソンがあります。
しかし、いずれもキャンパスから遠いので、軽食や飲み物は自宅最寄りのコンビニで買うことをお勧めします。
キャンパスの向かい、道路を挟んでドン・キホーテがあります。
ドン・キホーテの飲食コーナーは比較的充実しているので、最悪ここで買いましょう。ただレジ台数が少ないので時間がかかるかもしれません。
ドン・キホーテの隣にはマクドナルドがあります。キャンパスに少し早く着きすぎた人は、マクドナルドで最後のチェックをするのもアリです。
キャンパス内にタリーズコーヒーがありますが、席数が少ないうえに日曜日は定休日だった気がするので、あてにしないほうが無難です。
学内にも購買がありますが、当日営業しているかは定かではありません。学食も同様です。自動販売機の数も少ないので、軽食と飲み物は持参しましょう。
キャンパス情報ですが、どの建物も似たような形・色をしています。
また、トイレの数が圧倒的に少ないです。気を付けてください。以下トイレのお役立ち情報です。
52、53、54号館と似たような建物が並んでいますが、53号館のトイレは大きく、一方で52、54号館のトイレはキャパ不足です。53号館を使うと良いでしょう。
53号館地下1階のトイレは、在学生の間で穴場として有名です。当日侵入可能であれば、ここを頼りにすると良いでしょう。なお、このトイレにたどり着くには一度外に出るか、建物間の階段を利用する必要があります。
建物内を移動して地下1階にたどり着くにはエレベーター以外の手段がないので気を付けてください。
56号館のトイレは外れです。狭くて小さい。他の建物を頼るか、地下もしくは2,3,4階を探すほかありません(他フロアのトイレも小さいですが)。
57号館のトイレは大きい方ではありますが、収容人数を考えると足りない気がします。
また、61号館2階、63号館3階のトイレも大きいです。試験会場になる可能性が低いので、侵入可能かつ緊急事態の場合にはここを頼ると良いでしょう。
やっぱ理工キャンパストイレ足りないよ!
私ができるアドバイスはこのくらいです。トイレで失敗しないくらいしかお役に立てません。お役立ち情報≒トイレ情報です。
こんな調子でやってますが、受験生の皆さんのことは心から応援しております。
頑張ってください!
志願者数確定!2019年度の早稲田・経シス入試動向分析
入試間近ということで、2019年度の早稲田大学入学試験、全学部の出願者数が判明しました。
ということで、今年度の経シス入試動向を分析しようと思います。
2018年度の入試結果を分析した記事もあるので、こちらも併せて読んでみてください。
industrialengineering.hatenablog.com
こちらに2019年度の志願者数データが記載されています。
http://www.admission.waseda.jp/shigan_list.pdf
この志願者数のデータから、今年の入試がどうなりそうか考えてみます。
上のデータと過去のデータをまとめたものが以下の表です。
見てわかる通り、経営システム工学科の志願者数が大きく減少しています。
前年度より25%減っています。昨年の志願者数が例年に比べて多いということを考慮しても、今年の志願者数は少ないと感じます。
実際の受験者数は志願者の90~95%くらいなので、入試当日のライバルは600人と少しくらいになりそうです。
ちなみに、昨年は70人の定員に対して913人の出願があり、全学科中最高の実質倍率7.7倍という厳しい受験でした。
一般的に、前年度の倍率が上がるとその翌年の出願数が減ると言われていますが、2019年度の経シス入試においてもそれが当てはまりそうです。
ここで、ライバルである慶應義塾大学理工学部の志願者数をチェックしておきましょう。
早稲田の表と慶應の表を見比べてわかるように、両校とも理工学部全体、大学全体の志願者数は減少しています。昨年比で約95%、仲良く志願者減です。
この減少分は、人気低下による受験者離れではなく、大学定員厳格化*1の影響により、合格見込みがほぼない受験層が早慶から離れただけだと推察されます。
記念受験に近い受験生たちが、無難にランクを落として早慶に出願しなくなっただけでしょう。
一方で、国立との併願受験層、合格ライン近辺の受験層は、今まで通り出願していると考えられます。
つまり今年度の受験は、単純な受験倍率は例年よりも低くなりますが、合格ラインは変わらず高いままということです。
出願者の減少はライバルが減るように感じられますが、勝負する層は今まで通り手ごわいです。油断せずに入試に挑んでください。
そもそもの母数、つまり、出生数の影響も否定できませんが、年次統計*2を見るとその可能性は高くなさそうです(厚労省を信用していいかはアレですが…)
受験問題の難易度を予測するのは困難ですが、某予備校講師に「WMARCH」などと揶揄された時代よりは難しくなっているでしょう。
以上より、経シスの志願者減少の理由は、
①昨年の高倍率の反動
③経営工学全体の人気低下の可能性
と、まとめられます。
倍率は低下してますが、肌感としての合格難易度は例年通りだと思います。
残り数日ですが、最後まで頑張って勉強してください!
P.S.
4年生の皆さま、卒論お疲れ様でした。
*1:こちらが参考になると思います:「定員超過の罰則強化見送り」も、2019年私大入試の厳しさに拍車がかかる理由 - 蒼き空に笑う