となりの経営工学科

現役早大生が経営工学について紹介しています。その他数理科学、学内行事、就活、オススメの本についても書いています。

サマーインターンシップのすゝめ

ついに6月です。

2019年卒の学生は本日が面接解禁日、という事になっています。と同時に、M1及びB3以下のサマーインターンシップエントリーが大々的に始まりました。

 

この記事では

「サマーインターンには行った方が良いの?」

という疑問に答え、サマーインターンに参加するべき理由について書いています。

なのでB3以下の人が主なターゲットです。

関連記事はこちら↓ この記事ではインターンはどういうものなのかを解説しています。

industrialengineering.hatenablog.com

 

 

はじめに

本記事で述べるインターンシップは、夏休み期間内に行われるサマーインターン(最大3か月程度)に限定します。通年で募集していたりする長期インターンシップは、今回は含めないので、その点御承知ください。

サマーインターンシップ

サマーインターンは基本的に連続する平日を使用して行われます。土日に実施する企業は少ないですが、一部ベンチャー企業は土日にも行われているようです。社員さん大変ですね。

サマーインターンは期間の長さで3種類に分類できます。

①超短期インターン(1day)

1日だけ実施されるインターンです。業務を体験することはほとんどなく、社員との交流や企業説明が主な目的となっています。「企業について知りたい」とか「この職種の仕事内容を知りたい」という人にオススメです。

参加ハードルは低いですが、1dayインターン参加経験をESに書いてもあまり効果がないように思われます。因みに報酬は出ません(企業によってはお弁当も出たり出なかったり…)

はっきり言って、業界・企業・仕事内容について知ることが目的でなければ、参加する意味はないと思います。

②短期インターン(3days~5days)

平日3日間や5日間を使用するインターンです。実際に企業で行われている業務を体験したり、企業が独自に用意したインターン用のプログラム(新規事業立案や課題解決が多い)を行うことが多いです。企業理解・社員交流が主目的ですが、インターン中の活躍次第では早めの選考案内が来るので、そういう側面もあることは理解しておくべきでしょう。従って、インターン参加者の多くが、その企業の志望度が比較的高い学生です。

企業名にもよりますが、ESに記述することで評価されます。そのかわりに参加ハードルも比較的高く、人気企業になると筆記試験や書類選考で落とされることも多くあります。対策をして臨む必要があるでしょう。報酬は出たり出なかったり。(無報酬~日給1万まで経験あり)

新規事業立案や課題解決型のインターンでは、参加者で複数名のグループを作り、その成果物で競い合うことが多いです。優勝すると高いお肉を食べられたり、或いはトロフィーが貰えたりします。しかし、インターンそのものに対する報酬は出ない事がほとんどです。(企業に貢献しているわけではないので当然です)

③中期インターン(数週間)

数週間、実際の業務を体験するインターンです。現場に入り、社員と同じ仕事をし、ある程度の成果を出すことが期待されていると言えるでしょう。採用人数は若干名であることがほとんどであり、選考も非常に狭き門となっております。技術職(エンジニア・プログラマーなど)や外資系企業の営業職が、このような形でインターンを実施している印象です。報酬は出ますが、その額は企業によりまちまちです。(某鉄鋼企業は日給1,000円でしたが、某外資IT企業は1ヶ月30万円でした)

 

こんな感じです。目的により参加するイサマーンターンを上手に使い分けましょう。企業について知りたければ①へ、ESに箔を付ける・行きたい企業が決まっているということであれば②③へ。

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インターンシップに参加するべき理由 

「なぜサマーインターンに参加するべきなのか」について説明します。

サマーインターンで企業・業界を知ろう

早くから就職を意識した学生生活を送る必要はありませんが、働くことについてしっかり考えることは大切です。なんせ大学を卒業してから40年以上は働かなければいけないわけですから。そう考えると適当に就活を行うのは少しリスキーです。(「そもそも働きたくない」というのは理解できますが現実的ではないので却下)

ともあれ、「自分がどんな仕事をやりたいと思っているのか」や「自分が進みたい業界はこんな仕事をしている」について正しく理解しておくことはとても重要です。

それを可能にするのがサマーインターンです。サマーインターンでは、企業についての説明や業務内容についての説明が行われます。さらに、現場社員と近い距離で話すことが出来たり、社員の就職活動や企業を選んだ理由について尋ねることが出来ます。また、実際に業務を体験することが出来れば、その楽しさややりがいを感じることもできるでしょう。

本やインターネットでは得る事の出来ない生の声を聞くことが出来るので、業界・企業・仕事内容についてちゃんと理解することが出来ます。また、それが自分に向いているかも見極めることが出来るでしょう。

サマーインターンからしか内定が出ない

一部の企業ですが、インターン参加が内定の必須条件となっている企業があります。本選考は行われず、数日のインターンで活躍ぶりを判断し今後の選考を進める、という形を取っている場合が多いです。また、本選考は実施しているものの、内定者の殆どがインターンからというケースもあります。外資投資銀行コンサルティングファームがこの形式をとっていることが多いですね。調べればすぐに企業名が出てくるのでどうぞ、私はトラブルが嫌なので具体的な名前は明かしません。

就職先として外銀やコンサルを考えているのであれば、サマーインターンは逃せない機会です。ちゃんと受けておきましょう。これらの企業の選考は非常に困難です。ケース面接含めてしっかりと対策をしておきましょう。

サマーインターンで早期選考のチャンス

インターン経由でしか内定が出ない、という企業は少数ですが、インターン参加者に対して早期選考という形でアプローチしてくる企業は多い印象です。サマーインターンに参加することで早期に内定をゲットできるケースも少なくありません。企業側にとっては、早いうちから一定人数の良質な人材を確保することが出来るメリットがあります。

夏時点ですでに志望業界・企業が決定しているのであれば積極的にサマーインターンを活用し、活躍することで存在感を出していきましょう。ぼーっとしてても早期選考のチャンスは巡ってきません。

サマーインターンで本選考にアドバンテージ

サマーインターンで早期選考の案内が来なくても大丈夫、そもそも早期選考を実施していない企業も当然あります。早期選考に繋がらなくても、サマーインターンに参加する意義は大いにあります。それはサマーインターン参加経験が本選考に活きるからです、なぜなら、

①企業への志望度の高さをアピールできる

②現場社員・人事部の人との繋がりを持つことが出来る(OB訪問などが容易になる)

③ESのネタになる(評価が高まる可能性あり)

だからです。夏休みにやることがないのであれば、企業理解もかねてサマーインターンに参加しておきましょう。どうしても乗り気になれない場合は、日給が出る企業を選ぶと良いでしょう。高いところだと1万円/日を複数日、稼ぐことが出来ます。(その分学生人気も高いですが)

まとめ

志望企業があるなら複数日のサマーインターンに応募する!選考を頑張って突破して活躍して来る!

志望企業がないなら1dayでもいいから参加する!働くことについては真剣に考えておこう!

サマーインターンの選考は、本選考よりも難関です!筆記試験(SPIとか)ケース面接なんかは、対策すれば誰でもできるようになるから面倒くさがらずにちゃんと準備しておこう!

終わりに

サマーインターンは就職についてしっかり考えるきっかけとなると思います。また、そこでの出会い(健全な出会いです)や生まれた繋がりは貴重なものとなるはずです。企業理解や早期内定獲得のためだけではなく、学生生活の1イベントとして参加を検討してみてはいかがでしょうか。勿論お小遣い稼ぎが目的でもありです。

選考ステップについてまで書く予定でしたが気力がなくなりました。また後日書くことにします。

今回はこの辺でお終いに!それではまた次回!