となりの経営工学科

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統計検定2級のすゝめ ~統計力を証明しよう~

この記事では統計検定2級の紹介を行います!

対策と勉強法をは別記事でがっつり紹介する予定です(執筆中)

 

 

統計検定とは

2011年に発足した、統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験が統計検定です。詳しくは公式HPを見てください!

統計検定とは|統計検定:Japan Statistical Society Certificate

さて、私は統計検定の中でも特に2級をお勧めします!その理由は、

だからです!

2級の上には準1級が存在しますが、年1回しか受験することが出来ませんし、初学者がいきなり挑戦するにはやや難しいです。

3級からの挑戦も良いですが、少し簡単すぎる印象を受けます。上述のCBT受験で1年中いつでも受験可能なので、スケジュールを調整して自分に合った勉強期間をある程度設け、いきなり2級に挑戦するのをお勧めします。

2級のレベルは「大学基礎統計学の知識と問題解決力」とありますが、恐れるなかれ、大学基礎統計学は簡単です。要点を抑えて勉強すればあっという間に合格できるのでご心配なく。

 

2級の内容

統計学の中でも主に大学1,2年次に学ぶ内容を扱います。

公式HPに試験の意図が書いてあります。

(1) 現状について問題を発見し,その解決のために収集したデータをもとに、

(2) 仮説の構築と検証を行える統計力と、

(3) 新知見獲得の契機を見出すという統計的問題解決力について試験します。

 

試験形式:4~5肢選択問題(マークシート

問題数:35問前後

時間:90分

合格水準:100点満点で70 点以上

 

難しい書き方がされてますが、要は基本的な統計知識を正しく使えるかの試験で、問題もそれに沿った易しい内容が中心です。複雑な計算などは殆どありません。

多くの設問が数回の四則演算と公式にぶち込む作業で解答でき、それらに答えることが出来れば合格点は取れます。

 

試験範囲はこちらに書いてあるので参照してください。

http://www.toukei-kentei.jp/wp-content/uploads/grade2_hani_170727.pdf

 受験はこちらから

www.toukei-kentei.jp

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あとがき

『Harvard Business Review』は、データサイエンティストを「21世紀で最もセクシーな職業」(The Sexiest Job of the 21st Century)と形容しています。

2000年の後半ごろから統計ブームに火が付き、その波はビジネスにも拡大していき、アメリカではデータサイエンティストの年収が高騰するなどの影響が現れました。

アメリカを追いかける形で日本でもセクシー人材争奪戦が過熱しています。

現にKKD(勘・経験・度胸)で意思決定が行われていそうな古き良き大企業も、年収1千万以上で求人を出しています。

新卒市場についても同様の事が言えて、データサイエンティストや統計的な視点で物事を考えられる学生は、新卒市場でも大きな存在感を放っています。

もし面接の場で「統計を勉強しています」と言ったならば、「君はなんてセクシーなんだ!是非ともうちに来てくれ!」と面接官に言われるかもしれません。

私自身の就職活動を振り返っても「統計できます」と言うと、非常に好感触なのは間違いありません。

 

さて、統計をテーマに研究している学生が「統計できます!」と言えば説得力はありますが、そうでない人が言った場合はすぐに信じてもらえるとも限りません。

統計が出来るして、レベルは?、と思われるかも。現に平均値と中央値の区別がつかないような人が「統計勉強しています」と言っているのを目撃したことがあります。

そんな時にあると便利なのが資格ですよね。資格は勉強を積んできた証明になります。

せっかく勉強するならば、それをアピールしてかつ信用してもらう為にも、統計検定2級に挑戦することをお勧めします!

 

今回はこの辺でお終いに!それではまた次回!