となりの経営工学科

現役早大生が経営工学について紹介しています。その他数理科学、学内行事、就活、オススメの本についても書いています。

私大入試目前!センター試験後にするべき10の対策

受験生の皆さん、センター試験お疲れ様でした!

 

上手くいった人もそうでない人も、気持ちを切り替えて迫りくる私大入試に備えましょう!

特に、国立志願者などセンター試験の注力していた人ほど、センター試験のリハビリを頑張らなければいけません。

今回の記事はセンター試験を終えた理系の受験生が、私大入試までにするべき○つの事を解説していきます。

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数学

最初は数学から。数学のリハビリは大変です、気合入れて頑張りましょう!

記述解答の感覚を取り戻す

穴埋め問題のセンター試験に慣れすぎて、解答作成能力が低下している受験生が毎年います。

記述式の数学を用意している私大は多くないですが、早稲田理工3学部は5問全て記述式です。

式変換やパラメータの設定で、どのような作業をしているか説明する癖がついていますか?ない人は要注意です。

自分が分かるのと人に理解してもらうのは別の能力。

採点者に伝わるように考えをまとめる作業はトレーニングしていないと衰えていく一方なので、「センター試験の勉強しかしてなかった」という人ほど、記述式解答のリハビリを頑張ってください。

 

融合問題の感覚を取り戻す

センター試験の問題は分野ごとに分かれているものが殆ど。

誘導があり、使用する手法も限定されているセンター試験に慣れすぎると、融合問題を解く力が落ちてしまいます。

融合問題を解く力とは、「問題に対して様々なアプローチを試し、異なる知識を掛け合わせ、試行錯誤を繰り返しながら、正しい筋を見極めること」を指します(勝手に定義)。

 

融合問題は合否を分ける問題の代表格として、毎年のように登場します。

この試行錯誤を繰り返す感覚や、知識の掛け合わせスキルを取り戻すために、融合問題にフォーカスした演習を行うことが大切です。

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数Ⅲの計算力を取り戻す

センター試験対策で一番失われるのが計算力。

特に数Ⅲの積分や、体積・曲線系の繁雑な計算が、センター後に出来なくなっている受験生が多いです。

この力、あなたは大丈夫ですか?

早稲田の数学では、数Ⅲの計算力が必要不可欠です。解答時間に大きく影響します。

不安がある人は一度、問題集で積分計算の確認や、求積問題・曲線問題の復習を行っておくと良いでしょう。

 

英語

お次は英語です。

「センター英語で9割取れたから大丈夫」と思っているそこのあなた、意外な落とし穴があるので要注意です。

単語推測力を鍛える

センターに登場する英単語の殆どが基礎レベル。

しかし、私大では時に、単語帳に載っていないレベルの高い単語も登場します。

そしてそれが解答の鍵を握っていることも…

こうした問題を解く際には、その知らない単語の意味を文章の流れや接頭語・接尾語の知識を用いて推測する力が必要不可欠です。

センター英語に慣れるとこの知識・力が失われているので、再度ブラッシュアップする必要があります。

勿論、センターより上の難関レベルの知識を身に付けるのも合格の必須条件です。

文法力・構文力を磨き直す

単語同様センターに登場する文法・構文は平易なものばかり。

ぬるい練習に慣れると折角身に付けたハイレベルな知識も抜けていきます。

センター後の今のタイミングは、難しめの問題集で知識を再度整理することが大切。

様々な出題形式で英語力を問う早稲田理工の英語入試では、抜けのないハイレベルな知識が求められるので、残りの期間で知識のレベルを一気に引き上げましょう。

 

精読力を磨く

文量の多さが目立つ早稲田の英語ですが、精読が出来ないと選択肢が絞れません。

良くあるのが「2つまで絞れたんだけど、最後の二択で間違えた」というパターンですが、最後の二択こそ精読が鍵を握ります。

センター英語は、段落の大意を把握できれば正解してしまうような長文問題が多いので、この読み方に慣れ精読力が低下すると、私大入試では”手応えの割に点数が伸びない”という状況に。

過去問を積極的に活用して精読力を取り戻しましょう。

 

理科

最後に理科のリハビリについて解説していきます。

記述解答の感覚を取り戻す

数学でも紹介したこのリハビリ、理科の入試においても重要です。

早稲田理工では物理・化学それぞれに1問、記述で解答する出題があります。

センター試験の穴埋めや選択形式の問題に慣れていると、記述解答で躓いてしまう恐れが…

特別な対策を講じるというよりは、日々の問題演習で記述解答を意識した答案づくりを心掛ける事が大切です。

 

問題の流れを読む力を取り戻す

早稲田理工の理科では、小問集合を除き、大問1つにつき1つのテーマで構成されています。

大問1つは約10の小問から構成され、合格点獲得のためには完答がとても重要になってきます。

早稲田レベルの理科で完答を成し遂げるのは簡単な事ではありませんが、それを実現するときに大切なのは「問題に流れ」があるという視点。

出題テーマが何で、前の小問では何を問われ、次の小問では何が問われているのか。

問題の前後と大枠に目をやることで、目の前の問題で使うべき手法や知識が明らかとなることがあります。

センター試験では、問題同士の関連が薄かったり弱かったりするのでこの意識が抜けてしまいがちですが、私大の理科では重要なヒントの一つでもあるので、問題の流れというものを意識して解く癖をつけると良いでしょう。

 

おわりに

私大入試までに継続してやるべき事があと2つあります。

それは、体調管理規則正しい生活です!

インフルエンザの猛威などが話題になっていますが、予防接種を受けたからといって安心してはいけません。

良い結果を出すためには、良い状態で挑む必要があります。

くれぐれも無理はしないで、残りの期間を駆け抜けてください!

 

今回はこの辺でお終いに!

それではまた次回!