となりの経営工学科

現役早大生が経営工学について紹介しています。その他数理科学、学内行事、就活、オススメの本についても書いています。

【第4回】イノベーション概論 インフィニティ・ベンチャーズ/17 Media Japan 小野裕史さん

連載第3回目ですが授業は4回目です!

前回記事の授業が第2回、3回の合併授業で、先週は講義がお休みでした!

前回授業はこちら→ 

【第2回】イノベーション概論~政策研究大学院大学副学長 角南篤さん~ - となりの経営工学科

 

では早速授業内容をまとめていきます!

 

 

ゲスト紹介

小野裕史さん

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東京大学院卒。学部時代は生物学に興味を持ち生物学科へと転向し、大学院に進学後コンピューターとプログラミングに傾倒していく。

1999年2月にNTTドコモより発売されたiモードに感銘を受け購入し、自らモバイルサイトを複数立ちあげたのを機会に、研究者から技術者への道へと移り、2000年4月日本IBM システムズ・エンジニアリング株式会社へ入社し、5ヶ月後シーエー・モバイルへの第一号社員として転職(現在のサイバーエージェント)。

2008年1月に同社専務取締役を退任し、日本と中国にてベンチャーに投資をするベンチャーキャピタルインフィニティ・ベンチャーズLLPを立ちあげる。

2009年8月より、35年間運動ゼロながら任天堂のゲーム機Wii Fitをきっかけにランニングを開始し、2011年に中国ゴビ砂漠、エジプトサハラ砂漠の250kmマラソンをそれぞれ完走し、2012年に北極点にてフルマラソンを完走し、南極アイスマラソン100kmの部にて2位。2013年にチリアタカマ砂漠の250kmマラソンにてチーム戦で1位になる。

宇宙への夢を実現すべく、ヴァージン・ギャラクティック社の宇宙旅行に申込済みで、432番目のシートを持つ。』

(出典:小野裕史 - Wikipedia

 

Wikiでは紹介されていませんが、17 Media という企業の日本法人の代表取締役でもあります。「17(イチナナ) Live」という言葉を聞いた事はありませんか…?

17 Live (イチナナ)| ライブ配信アプリ | 17 Media Japan 公式

一般の人々が得意を活かしてライブ配信を行うアプリです!このライブではオンライン上で投銭ができ、何でも車を買えるほどの額を毎月稼ぐ人気ライブ配信者もいるんだとか…

そんなアツイ企業の日本代表を務める傍ら、マラソンで日本人初の世界1位に輝いたり、エンデュアランス馬術競技の世界選手権に日本代表として出場したり、アスリートとしても活躍されているんです!凄い!(エンデュランス馬術競技 - Wikipedia

そんな小野さんですが昔から運動をやっていたわけではなかったそう。

ラソンを始めたのは35歳から、エンデュアランス馬術競技にいたっては、馬に乗り始める前に日本代表を目指すことを宣言し(その時の絵馬を見せてくれました!)、実際に2年で日本代表になってしまったんです!

授業の冒頭ではこれらの話を紹介してくださり、自ら積極的に活動することで未来を変えることが出来ることを示してくださいました!

 

因みにブログもあるので一読あれ

hiro-ono.jp

 

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本題

科学技術の驚くべき発展のおかげで、我々の生活は日進月歩で便利になっています。同じような目覚ましい変化は人口の増加についても言えますね。

変化のスピードが加速することで、我々が生きる現代はかつて経験したことの内容な時代へと突入しています。

未来は激変の時代へ

ICT革命、computing、connect

今の時代を象徴する3つのキーワードです。

情報通信技術の進歩により、我々はより大量の情報を瞬時にやり取りできるようになりました。小野さんが代表を務める17 Media もまさに、情報通信技術の進歩によりスマホ1台で全国にライブ配信を行えるようになったのです。

最近の話題と言えば5G通信ですね!2020年の運用がささやかれています…今から楽しみです。この記事とか面白かもしれません。

次世代通信「5G」1年前倒しは、どれだけヤバい事なのか – MONEY PLUS

 

computing。演算能力が飛躍したことで、たくさんの情報を一度に処理できるようになりました。自動運転技術やロケット打ち上げはその恩恵を大きく受けている事業の一つでしょう。かつては何十年もかかった計算が今では瞬時に行えるようになったのです。

 

connect。ICT革命とcomputingによって、我々は瞬時に友達とつながることができ、いつでもどこでも世界中の情報にアクセスできるようになりました。今やSNSをやっていない若者を探す方が難しいです。FacebookGoogleの登場により、科学技術が人と人、人と情報の関わり方に変化をもたらしたのです。

 

これらの技術はこうして記事を読んでいる間にも発展しています。今日の常識が明日も常識であることは保証できない時代です。

そんな時代の生き方、とりわけ楽しく生きるコツについて小野さんが教えてくれました。

 

激変の時代の楽しみ方

「アクション失くして未来は変わらず」

自分から人生を変えようとしなければ人生は変わらない。自分しか自分の未来を変えられない。

 

「世の中の変化を”自分事”にする」

自分とは関係ないと思うことは、自ら世界を狭めること。

 

「常識をアップデートしていく。自分自身をアップデートしていく。」

実践し、実感したうえで、これまでの常識を修正していく。

 

「先を予測し、自分なりのvisionを持つ」

 

「チャンスは待つのではなく、自ら取りに行け」

行動して初めて経験が生まれて、未来が変わる。

成功を引き寄せる技術はない。成功の必須条件は、このようなマインドを持つこと。

 

「成功したければ、挑戦の回数を倍にしろ」

成功は運の要素がおおきい。運はコントロールできないが、挑戦の回数はコントロールできる。

 

「進み続けていれば、必ず変化が起きる」

どん底と感じていても、行動していれば必ず景色が変わり、チャンスが生まれる。

 

「出来ない原因を探さない。そこからどうするかを考える。」

 

終わりに

学生に向けて、とてもたくさんの熱いメッセージを送ってくださいました!

人生や生きるという事についてもすごく響く言葉ですね。激動の時代だからこそ自ら積極的にリスクを取り、果敢にチャレンジしたいものです。

 

私用で第5回の授業についての連載はお休みさせて頂きます。申し訳ございません。

 

今回はこの辺でお終いに!それではまた次回!