となりの経営工学科

現役早大生が経営工学について紹介しています。その他数理科学、学内行事、就活、オススメの本についても書いています。

経営工学とは~ざっくり解説~

2018年が始まってから既に90日ほどが終わったようです。

というわけで4月です。出会いと別れの春ですね。 

私は今日から学部の4年になるので、社会人にリーチがかかっています。

 

記念すべき初回タイトルは

「経営工学って何するの?」

です。

経営工学という学問が何をしているのか、経営工学を学ぶ大学生が答えていきたいと思います。世の中的に見てもまだまだマイナーな経営工学

 

  

経営工学とは

辞書的な説明

まずは辞書的なかたい説明をいくつか見てみましょう!

 

経営上の諸問題”と”工学的アプローチ”というのがキーワードですね。

 

まとめるとこんな感じです。

 何をやってるの?

→経営の問題を解決しています。物理学科が物理、数学家が数学を研究対象としているように、経営工学科では経営の諸問題を主な研究テーマとしています。

経営学とは違うの?

→数字や科学技術などの工学的手法を用いて問題解決を目指します。経営学では経験に基づくアプローチが中心です。経営工学科でも経営学科で学ぶ内容と同じ事を学ぶことが出来ます。

 

 

ここからは経営工学を学ぶ現役大学生が、学生目線でどんな学問なのかを解説していきます! 

学生目線の説明 

これから話すことは早稲田大・経営システム工学科での話がベースになります。全ての経営工学科に当てはまるわけではないことを御理解ください。

 それでは、経営工学科の特徴を見ていきましょう!

 

幅が広い

経営工学科の特徴といえば、勉強する分野の範囲が広いこと。経営学に加えて、それらを解決する手法を学ばなければならないので、必然的に経営学科よりも多くの事を学ぶことになります。

参考までに、私が大学で履修した専門必修科目振り返ってみましょう。

 沢山ありますね!これらは必修科目、つまり学科に所属する学生が身に付けなければいけない知識を表したモノになります。経営工学科の学生は、これらの知識を最低限身に付けていることが要求されるのです。基礎を身に付けた後は、自分の興味に応じてさらに専門を深めていきます(3年秋以降)。

同じ理系学科と比較して、1つの事をとことん突き詰めるのではなく、全体を俯瞰するのが経営工学科だと感じます。

経営学科などの文系学科と比較して、基礎知識に加えて専門知識(工学的観点)を身に付けることが出来るのが経営工学科だと感じます。

 

実験が少ない!

早稲田大学には、理系学生必修の理工学基礎実験という実験科目があります。

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これがなかなかに負担が重く、

  • 一回の実験に6時間以上かかる場合も
  • 実験結果のレポート作成に1週間以上かかる場合も(ほとんどの学生がレポート再提出となる鬼のような実験もあります)
  • 遅刻や欠席、忘れ物に厳しい(大学の授業としては珍しいです)

などの理由から学生に忌避されています。

通常この実験は「1年+2年のうちの半年間」履修しなければならないのですが、経営工学科ですと1年生の間だけで実験が終わります。

2年生になると実験とおさらば出来るのです!

これはなかなかに嬉しい事でして、2年生になっても実験をやらなければならない他の学科の人々に恨み言を言われることが多くあります。

 

理系学生の研究=実験、のようなイメージがありますが、経営工学科は少し違います。理系の中でも全く実験をしない学科の一つです。

時間割が楽!(理系学科内での比較)

時間割や授業が比較的楽というのも大きな特徴です。

ただし理系の中では、ですが……

この詳細についてはまた別の記事で紹介したいと思います。

 

まとめ

経営工学という学問と経営工学科について、ざっくりと紹介しました。経営工学は「経営を工学してる」と覚えてもらえれば大丈夫です!

 

今回はこの辺でお終いに!それではまた次回!

 

経営工学の勉強内容についてもっと知りたい人はこちら!

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経営工学を学べる大学を知りたい人はこちら!

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